1996
Office, Town Hall
秋田市に隣接する人口一万人弱のこの町では、計画当時“ネットワークコミュニケーション”をキーコンセプトに、新しい役場空間の在り方を試みていた。執務空間は大きな吹抜けを持った広い空間で、自然光のふりそそぐ、明るく温かい快適空間である。机の配置は従来のタテ割り形式を打ち破るフリーアクセスフロアとし、フレキシブルかつ自由なレイアウトになった。議場には楕円形の平面を用い、正面のレリーフや壁面に秋田杉の角材や縄、間伐材を使って、人と人との対話や輪、つながりを表現させた。内壁には地場の杉材を使い、なつかしくも温かみある雰囲気を出した。
所在地: |
秋田県潟上市 |
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設計期間: |
1995.07~1995.10 |
施工期間: |
1995.12~1996.12 |
用途: |
役場庁舎 |
構造: |
SRC,RC造,一部S造 |
規模: |
延床面積 3,643.94㎡ |