1995

老人保健施設「たいよう」

Welfare

千葉県鴨川市の総合病院と連携する社会福祉法人のための100 床の老人保健施設。
1階には機能訓練室、食堂、厨房などのサービス部門。
2階は4人部屋と2人部屋が中心の一般療養室。
3階は設計当初、4人部屋の一般療養室と2人部屋中心の痴呆性老人ゾーンとして計画した。その後このフロアは全て痴呆性老人ゾーンとして使われ、サービスステーション前の仕切りは取り払われている。
4階は全室個室の一般療養室で、水回りを窓際に置く当時としては新しいプランを一部採用した。こうするとベッドが廊下側に来て、介護者が療養者に気を配りやすく、また個室独特の孤立感が少なく、廊下と一体になった空間が構成できる等の利点が生まれる。一方、開口部が水回りに占有されるため、採光がとりにくく、外への開放感が少なくなる欠点もある。

所在地:

千葉県鴨川市

設計期間:

1993.11~1994.07

施工期間:

1994.07~1995.04

用途:

老人保健施設

構造:

RC造、地上4階

規模:

延床面積 4,381㎡