2000
House
海洋都市・青森。建物全体のイメージは舟を連想させるものとした。湾曲したむくりのある大屋根は、あたかも船体のようにシンプルで力強い印象を与えている。また北風からファサードを守る役目も担っている。
リニアな平面計画により、廊下の軸線が建物全体をまっすぐに貫き、住宅の端から端まで見通せるため、また吹抜けを効果的に配することで、内部はのびやかな感覚に包まれている。鉄骨造のため、屋根と外壁の断熱には現場発泡断熱材を平均30㎜厚で吹いている。ポリエチレンフォームに換算すると50㎜厚(この地域で標準的な厚さ)に相当する。現場発泡断熱材は隙間なく吹かれるため、実際の厚さは薄くてもその断熱性能は高い。
所在地: |
青森県 |
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設計期間: |
1098.09~1999.08 |
施工期間: |
1999.09~2000.04 |
用途: |
住宅 |
構造: |
鉄骨造 地上2階 |
規模: |
延床面積 376.04㎡ |