にほんまつ城報館 福島県二本松市歴史観光施設

福島県二本松市に「にほんまつ城報館」が2022年4月9日にグランドオープンしました。オープニングセレモニーでは絶好の天候の元、テープカットや様々な催し物が賑やかに行われました。にほんまつ城報館の名誉館長は丹波家18代のご当主だそうです。
にほんまつ城報館は、二本松城址である霞ケ城公園に隣接し、お城やその歴史資料、自然環境など様々な魅力を展示・紹介するための施設です。
1階には360度パノラマビューの二本松城ガイダンス室をはじめ、本格的な常設展示室、企画展示室を備えています。エントランスを入ると右手にお祭り広場が広がり、市の代表的祭りである提灯まつりの山車が展示され、来訪者を華やかに迎え入れています。中央にはお城山へと続く上階への大階段が設けられ城址探訪の起点となっています。
2階には市民が自由に使うことのできるスペースとして多目的ホールと休憩ラウンジが設けられ、交流スペースとしてワークショップや講演会などの様々な活動を展開することができます。休憩ラウンジは屋外のデッキテラスと一体化し、お城の箕輪門を眺めながら一服できるカフェスペースともなっています。

この建物は都市空間の中心的な役割もになっており、駐車場からこの建物内を通り、2階のブリッジを渡り、上段の遺構広場を横切り、箕輪門をくぐり、霞ケ城公園に入る動線の要にあることで、建物内の階段とエレベーターはバリアフリー化のための建築的装置として機能しています。
またブリッジとその横の大階段はイベントスペースとしての枡形広場を形作っています。外観はしっくいの白と石垣のグレーを基調としたデザインとし、シャープでモダンな造形の中に、抽象的だが誰もがお城を連想する要素を盛り込むことで、この地域全体のゲートとしてのシンボル性を強く打ち出しました。 観光拠点施設であると同時に博物館としての機能も充実しています。収蔵庫、搬入口は事務室等のバックスペースとともにコンパクトに納め込んであります。