1998
Welfare
民間の社会福祉法人が運営する施設で、1階はデイサービス、2階は一般の特養、3階は認知症専用になっている。かつてブドウ畑だった四角いシンプルな矩形を活かし、単純で合理的な形態の建物とし、構造などのコストを抑えた。内側には大きな中庭を配し、回遊性の のある中心空間と, 明るく開放的な生活の場を生み出した。ここで特徴的なのはサインをアートとしてとらえたことである。 心のケアやコミュニケーションの媒体として、今日メディカル・アートの重要性は増している。建築に付帯するサインをアートとしてデザインすることで、本体工事の予算枠内で、空間に色を添え、豊かな表情を与えるようにした。
所在地: |
山梨県甲府市 |
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設計期間: |
1996.09~1997.10 |
施工期間: |
1997.12~1998.12 |
用途: |
特別養護老人ホーム |
構造: |
RC造、地上3階 |
規模: |
延床面積 3,733㎡ |