2006

犬山里山学センター

Community/Cultural, Education

展示や体験を通して里山と親しみ、自然との関係を見直したり、調査研究したり、里山を守る人材を育成したり、様々な交流が生まれるよう計画された。

展示ワークスペース、学習スペース、収蔵スペースからなり、併設の環境保全ボランティアセンターには、炭焼き施設、剥製作業室、木工室がある。建物の計画段階から一般市民やエコアップ活動関係者、行政担当者、大学の研究者等とのワークショップを大切にし、建物を作ることもエコアップ活動の一環という意識で取り組んだ。その結果、完成後も活発に利用されている。里山の民家を思わせる大屋根の下、南北と東西に風の通り抜ける道を作り、そこに自ずから生まれる区画に前述の様々な機能を振り分け、フレキシブルな間仕切りによってゆるやかにつながる一体空間としている。

所在地:

愛知県犬山市

設計期間:

2004.07~2005.07

施工期間:

2005.08~2006.03

用途:

展示・学習施設

構造:

木造、平屋建

規模:

延床面積 362.40㎡